こんにちは!Mac-BCL777です。

MacRumorsによると、AppleのiOS11のインストール率が、4月22日現在で76%に達したことが、明らかになりました。この数字は、去年の11月6日の52%に比べると24%伸びたことになります。

グラフを見ると、旧OSのiOS10やそれ以前のOSを入れても、最新でないOSの端末は24%です。Androidに比べると、圧倒的に新しいOSのインストールが進んでいることがわかります。5%のiOS9以前の古いOS搭載端末が、最新バージョンにならない理由は、おそらくサポート切れの端末が残っていると考えられます。

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iOS11のインストール率は安定的に増加してきていますが、iOS10ほどの普及率になっていません。ちなみに昨年の2月の時点で、iOS10は80%近いインストール率になっていました。

iOS11は、HomeKitバグやSpectreやMeltdownといった脆弱性、ユーザにほぼ知らされない形で勝手に旧機種のバッテリー劣化による速度低下が図られるなど、ユーザの印象が悪くなっていて、それらの情報を見たユーザがアップデートをためらっている可能性があると思われます。

iOS11のインストール率の増加速度がiOS10よりも遅いので、少々心配なところがあるかもしれませんが、実はこの数字はGoogleのAndroid OSの最新版のインストール率と比べると圧倒的に高いです。

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4月16日時点でのAndroidデバイスで最新のAndroid 8 Oreoが搭載しているデバイスのインストール率はたったの4.6%しかなく、ほとんどのユーザがAndroid Lolipop(2014年)、Marshmallow(2015年)、Nougat(2016年)を使っています。

iOSとAndroidの最新版インストール率に、こんなに差が出ているのは、Appleは基本的に復元の際に最新バージョンにしか復元させない仕組みにしていること、Androidはメーカーや機種が星の数ほどあり、それらのメーカーが最新バージョンを積極的に適応させていないという原因が挙げられるかと思われます。iOSが、Androidに比べてセキュリティに強いと言われるのは、この点からかもしれません。