こんにちは!Mac-BCL777です。

今日は、サブ受信機として使っているSONY ICF-2010について書きたいと思います。

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 購入経緯


実はこのICF-2010を入手する前にICF-2001Dを持っていました。東京に住んでいた1990年ごろにBCLを再開するために秋葉原でICF-2010を購入し、ずっと使っていたのですが、2006年にIC-R75を購入した時に、必要ないだろうとヤフオクで売却してしまいました。結局、やっぱり必要だと感じて、再度ヤフオクで購入したのがICF-2010でした。


 この受信機の使い方


現在のメイン受信機は、ICOM IC-R75とPerseusを使っていますので、基本的にメジャーな放送局を聞く時のリスニング用途で使っています。この受信機もETON E1XM同様、同期検波の性能が良いので、ICOM IC-R75やPerseusで混信があり聞きづらいときに、ICF-2010の方が聞きやすい時がありますので、そういう時に活用しています。


 使用感


  1. 受信範囲:150kHz〜29999kHzの長波、中波、短波と、76MHz〜108MHzのFM、116MHz〜136MHzのAIRバンドが受信できます。
  2. メモリ:32局のメモリーが付いています。ICF-2010のメモリは、32局分のメモリーボタンが独立していますので、すぐにメモリーした局を呼び出すことができ、とても使いやすいです。ICOM IC-R75のようにUP-DOWNキーではありませんので、とても使い勝手が良いと思います。実際、数百局メモリーができても、人間が覚えられませんので、ICF-2010のメモリーは、覚えられる程度のボタン数ですので、使いやすいと私は思います。
  3. 感度:ICOM IC-R75と比べると長波、中波、短波ともに少し低いように思います。IC-R75でノイズすれすれの局は、受信できないことがあります。ですが、ポータブルラジオとしては必要十分な感度だと思います。
  4. 外部アンテナ端子と切り替え:外部アンテナ端子は、AMとFMがあります。外部アンテナ端子につなぐと、外部アンテナに切り替わります。
  5. 選択度切り替え:WIDEとNARROWの2段切り替え。WIDEで8kHz、NARROWで4kHz程度の選択度だと思います。ポータブルラジオとしては良いのではないでしょうか。
  6. 同期検波:USB、LSBの2種類が使えます。中心周波数からダイヤルで上下にずらして、USB、LSBを使い分けます。USB、LSBのランプがありますので、どちら側で同期検波を使っているかすぐにわかるようになっています。
  7. 音質:ポータブルラジオとしては、まあまあの音質です。結構高域が綺麗に出ます。私は結構高域を強調して低域をカットして、受信音の了解度を上げるようにイコライザを設定していますが、とても聞きやすいと思っています。
  8. メモリースキャン:スキャン機能が付いています。私はほとんど使いませんが、スキャンスピードが遅いと思います。
  9. SSB受信:周波数分解が最小で100Hzなので、細かいSSB受信ができません。AM放送のゼロビート受信程度なら問題ありませんが、SSB受信では、少し物足りないと思います。
  10. その他:気になるところは、録音端子の音声の出力レベルが小さいこと。そのままICレコーダにつないで録音すると、音がとても小さいです。私はミキサーを通して音声を持ち上げて録音しています。あと地味に便利なのが、メータバンドをSHIFTキーで呼び出せることです。バンドサーチするときに、結構重宝します。



同期検波は優秀


ポータブルラジオですが、SONYの同期検波は優秀だと思います。ETON E1XMほどではありませんが、とても綺麗にUSB、LSBの混信がカットできます。音質も良いので、とても優秀だと思います。


 まとめ


簡単に使用感を書いてみました。とても優秀なポータブルラジオだと思います。さずが2000年近くまで、米国で販売されていただけあります。操作性もとても良く、どんな操作もすぐに対応できるのが良いと思います。DX受信をするのも結構頑張ってくれます。音質も私の好みの高域よりの音質ですでの、とても聞きやすいです。ポータブルラジオの中では、ETON E1XMと並んで、名機と呼べるラジオだと思います。

以上、SONY ICF-2010(2001D)のご紹介でした。