こんにちは!Mac-BCL777管理人です。
今日は、マルチトラックレコーダのZOOM R16をご紹介します。
複数の受信機をお持ちの方は、ヘッドフォンの切り替えや録音に悩まれていることだと思います。普通なら聞きたい受信機にヘッドフォンを繋ぎ変えたり、録音時はICレコーダを繋ぎ変えたりされていると思います。頻度が少なければ、繋ぎ変えで対応できますが、急いで聞く受信機を変えたい、録音する受信機を変えたい時には慌ててしまって、うまくいかないことがあると思います。そんな悩みを解決してくれるのがZOOM R16です。
全体写真はこんな感じ。
ZOOM R16は、8トラックのミキサー機能、8トラックの同時録音機能を持ったマルチトラックレコーダです。私はBCLで以下のことを行うのに使っています。
- 8トラックミキサー機能で最大8台の受信機を切り替えて聞き分けることができます。各トラックに受信機を接続し、各トラックのボリュームを使って、受信機を聞き分けます。
- 最大8トラック(つまり最大8台の受信機)の同時録音が行えます。録音ボタンを押すとボリュームに関係なく、全8トラックの録音ができます。再生時にトラックを選択して聞き分けることができます。
- 録音されるファイルは、各トラック別々のリニアPCMのWAVEファイルが作成されますので、後で聞きたいトラックのWAVEファイルだけを取り出すことができます。
入力、出力端子は、以下の写真のような感じ。
8つの各トラックの入力端子、ヘッドフォン端子、ライン出力端子(ステレオ)があります。
本体右側の端子は、以下の写真のような感じ。
USB2.0端子、SDカードスロットがあります。
USB端子はUSB2.0ですが、音声ファイルのやり取りしかしませんので、特に問題はありません。パソコンとUSB端子で接続すると、USBカードリーダとして機能します。
録音されたファイルは、SDカードに記録されます。WAVEファイルで記録されますので、後からパソコンで自由に編集できます。
使ってみて感じたメリット、デメリット
メリット
- 最大8台の受信機の聞き分けができる。
- 最大8台の受信機の同時録音ができる。
- WAVEファイルで録音されるので、パソコンで簡単に編集できる。
デメリット
- パン機能が独立したつまみでなく、ボタンを切り替えて行う必要があるため、ヘッドフォンの左右に受信機の音を振り分けに手間取る。
以上がBCLで私が使っているZOOM R16の機能です。元々楽器などのスタジオレコーディング用機材ですので、BCLで使うにはオーバースペックですが、便利な機能がありますので、思い切って導入しました。ちょっと金額は高めですが、機能を考えると、まあいいのではないでしょうか。受信機を複数台お持ちの方は、ご検討してみてはいかがでしょうか。
メーカーの商品ページはこちらから。